スタンディングライブの『入場』はこんな感じ

スタンディングライブの「入場」の方法

はじめに
こちらの記事は、動員数百人~のスタンディングライブを想定しています。

動員が数十人規模のライブについてはこちらの記事が参考になるかもです。

キャパ100人以下のライブハウスの動員50人以下のライブってこんな感じ

コロナ状況下でライブ行ってきましたレポ

【2022年5月】スタンディングライブはどうなってる?@梅田クラブクアトロ

【2021年7月】コロナ状況下で1年半ぶりにライブに行ってきました@Zeppベイサイド

スタンディングライブの入場の方法をもう少し詳しく

こんな感じで、

たいてい会場の入り口のさらに手前に整理番号を確認するゲート(①)のようなものが作られます。
スタッフが自分の番号を呼ぶ声が聞こえたら、ゲートにいるスタッフににチケットの番号を見せて(ここでは見せるだけ)、それから実際の入口(②)へ向かいます。

ライブハウスへの入場はこんな感じ

チケットをもぎる&ドリンクチケット引き換え

入口(②)ではまずチケットをもぎられ、ドリンク代が必要な場合はここで現金とドリンクチケット(コイン)を引換えます。
※もぎる=チケットの半券を切り取ること

チケットはもぎりやすいようにミシン目の部分にあらかじめ折り目を付けたり、切れ目を入れておくとスムーズです。
ドリンク代はなるべくお釣りが無いように用意しておきましょう。

手荷物検査

その後、荷物チェックがある場合もあります。

荷物チェックというのは撮影・録音禁止の公演にカメラやレコーダーを持ち込んでいないかどうかのチェックです。

スムーズに済ませるために、あらかじめバッグの口を開いておいてスタッフに中を見せましょう。
といっても大抵は形式的に、

「カメラやテープレコーダーはお持ちじゃないですか?」

と聞かれるので

「持ってません!」

と元気に答えればOKです。

もぎりの窓口は複数あることがほとんどなので空いている列を狙いましょう。

最近はほとんどカタチだけにのこの荷物チェックですが、まれにカバンの中に手を突っ込まれて荷物を探られることも。
見られて恥ずかしいものはポーチの中などに仕舞っておきましょう。(バッグのなかのさらにポーチ類まで開けてチェック…なんてことはいままでされたことがありません。)

もしうっかりここまでカメラやレコーダーを持ってきてしまった、という場合はスタッフに預けることになりますが、その分入場が遅れます。損です。持って来ないようにしましょう。

ちなみに撮影・録音禁止の公演でも携帯やスマホは持ったまま入って大丈夫です。ただし撮影・録音はもちろん禁止です。

最近では撮影OKのライブなんかもあるみたいなので、こいういったチェックがない場合もあるかもしれません。

ライブハウスに中に入ったら

チケットをもぎられて、ドリンクチケットをもらって、持ち物チェックをパスしたら、後はフリー!

大バコのライブハウスのつくりは映画館のような感じ。

入口を抜けた先はロビーのようになっていて、ドリンクカウンターやライブグッズやCDの物販などがあったりします。

そして防音扉の向こうにこれからライブが行われるフロアがあります。
思わず目の前の扉からフロアに入ってしまいそうになりますが…ここは一旦冷静に。

「先に中に入って場所取りしてからトイレに行こう」的な考えは捨てましょう。フロアの中であなたがいた場所はあなたがいなくなれば他の誰かの場所になります。

ですのでフロアに入る前に、トイレ、グッズの購入、場内ロッカーの使用、などは済ませておきましょう。

ライブフロアに向かう

さて、どの扉から入るか、前の方に行きたいのであればこれが結構重要です。

入口の目の前にある扉がフロアの最後尾にあたる場合、良番であればここから入ってフロアを真っすぐ突っ切ってステージ前を目指すのがいいでしょう。

しかし整理番号が3ケタも真ん中を過ぎると、この扉から入ってしまうと前方まで人混みを掻き分けて進むことになります。っていうか普通は進めません。

箱が大きいとフロアのところどころに安全柵(バー)が設けられていて、またこの柵の前後というのは人気が高いんです。
なぜならもたれられるから。楽だから。
なので柵の後ろにや前に陣取った人はそのポジションを必死でキープするので、なかなかすんなりとは道をあけてくれません。

こういう場合はたいていフロアの左右にも何か所か扉があるのでそちらを目指します。

あと気を付けるのはいま目の前にあるのがどの扉かということ。

一番最初に目に飛び込んできた扉が最後尾の扉とは限りません。下手横かもしれないし、上手横かもしれません。
狙いたいポジションがあるときは事前にライブハウスの見取り図を確認しておきます。

大きめの会場だと中央に縦にバーが設けられていることもあります。センターのバーを超えて移動するのは難しいので、上手のメンバーのファンなら上手側の扉から、下手のメンバーのファンなら下手側の扉を選んでフロアに入っておかないと取り返しのつかない事態に。

みんながみんな前の方で見たいわけじゃないので、実際、整理番号が1000番台後半でも、左右のステージに近い扉から入れば、10列目内でライブを見ることも出来たりします。

下手、上手のポジションが選べて、後ろの方でゆっくりお酒を飲みながら見たり、人が少ないところで踊りまくりったり、激戦区でぐちゃぐちゃになったり、自分好みの楽しみ方ができるのがスタンディングライブの魅力のひとつです。

開演を待つ

フロアでとりあえずの自分のポジションを決めたら、あとはひたすら開演まで耐えるのみです。この時間がスタンディングライブで一番ツライ時間かもしれません。最初のほうに入るとほぼ1時間ぐらい、この状況で待つことになります。

ステージ前はどんどん人口密度があがってきます。とはいえ、この時間帯はまだ前後左右の人との間に空間がある状態です。

出演アーティスト(バンド)によっては客電が落ちると一気にこの距離がゼロになる「押し(圧縮)」という現象が起こるので、初めてスタンディングライブに行く方は気をつけてください。開演前の状態をみて「これぐらいだったら余裕じゃん♪」とか思っていると酷い目にあうかもしれません。

たまにライブが始まってもいないのにこの「押し」が発生してギュウギュウ状態になることもあります。そしてその状態で10分・・15分・・・と開演を待たなければならないハメに。これは非常にツライです。実際、ライブが始まる前に気分が悪くなってスタッフに救助される人もいます。

2F指定席の入場

Zeppなどで1Fがスタンディング、2Fが指定席の場合、2Fの入場は1Fの入場がある程度済んでからになります。1000番程度でしょうか。この場合はホールでのコンサートとほぼ変わりません。

ただ、1階の物販やトイレなどを利用した場合、2Fに戻るのにチケットの半券の提示を求められることがありますので注意しましょう。ゆっくり見られる2階席は意外と人気です。