ライブハウスの『整理番号』とは?

ライブの『整理番号』とは?

はじめに
こちらの記事は、動員数百人~のスタンディングライブを想定しています。
動員が数十人規模のライブについてはこちらの記事が参考になるかもです。

キャパ100人以下のライブハウスの動員50人以下のライブってこんな感じ

ライブのチケットを確認してみよう

スタンディングライブの場合、チケットにはこのような感じで整理番号が記載されていると思います。

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1番上のチケットは名古屋のダイヤモンドホールでのライブのチケットです。
ここは公式サイトを確認すると、一応2階席の設定もあるようですが、今回は1Fのスタンディングフロアのみの設定なので「オールスタンディング」とだけ書かれています。
ちなみにダイヤモンドホールのキャパは1000人程度なのでだいぶ後ろのほうのチケットですね。荷物は駅のロッカーを利用しました。

下2枚Zepp Tokyoです。ここは1Fと2Fがあります。
基本的には1Fがスタンディング、2Fは指定席の設定で使われることが多いです。
そのため「1F立見」という記載になってます。

番号の前にAやBのアルファベットがついていますが、このときはAが付く番号(A1~)から呼び出され、Aが終わった後にBから始まる番号(B1~)が呼び出されました。
場合によってはAの前にアルファベット無し番号(1番~)が存在したりする場合もあります。

番号の振り方はライブごとに設定されているので、A1番のチケットを持っていても正真正銘の1番なのかどうか当日行ってみるまでわかりません。
ドキドキしますね!笑

・ファンクラブ先行:アルファベット無し1番~
・一般販売:A1番~

とかいうのもあれば、購入窓口ごとにアルファベットが振られていて、「A、B、C、Dの1番の方どうぞ~」みたいな入場の仕方をするところもありました。

なお、フロアがブロック分けされているライブもあるようです。

わたしはライブハウスでブロック分けがあるライブに行ったことがないのですが、噂ではGLAYさんがそんな感じとか。

こちらは野外フェスのチケットですがご参考までに。

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フェスでは、

入場前にチケットとリストバンド(←ブロックごとに色分けされている)を引き換える

会場へ入場(スタッフにリストバンドを見せる)

各ブロックへ入る(スタッフにリストバンドを見せる)

というスタイルが主流です。

ライブハウスでワンマンライブだとリストバンドへの引き換えが無いかもしれません。
その場合は、フロア内のブロックに入る際にチケットを確認されるはずなので、ロッカーに仕舞い込んだり、うっかり落としたりしないように注意してください。

開場時間までの段取り

チケットには「開場17:00/開演18:00」「OPEN17:00/START18:00」など、開場時間と開演時間の二つが記載されています。

開演までの流れはこんな感じになることが多いです。

開演までの当日の流れ

(開場2~3時間前) 物販先行販売




(開場30分前) 呼び出し列整列




開場時間 整理番号呼び出し開始




開演時間 ライブスタート!!

整理番号の呼び出しは開場時間から始まります。そして開場時間の30分ぐらい前から呼び出しをスムーズに進行するための整理番号順の列(呼び出し列)が作られます。

「1~」「50~」「100~」…「1000~」、と書かれたプラカードを持ったスタッフが立っていたり、建物の壁に貼り紙がしてあったりするので、それを見て自分から並びに行きます。

こちらの写真は、福岡のドラムロゴスの呼び出し列です。このライブハウスは目の前が公園なのでそこで待機することになっていて、フェンスに整理番号が書いた紙が貼ってあります。集会みたいになってますが、通常はライブハウス前の歩道を利用して並ばされるので、ズラ~と長い列になります。

あと、ビルの上の方にあるライブハウスだと階段に並ばされます。名古屋のダイヤモンドホールは整理番号が後ろの方だと隣のビルの階段に並ばされ、さらにライブハウスのあるビルの階段を上らされ…と結構つらいのでギリギリに行ったりします。

こんな感じでだいたい入場時間の1時間ぐらい前になると、「1~500」「501~1000」とか数字の書いた紙をが貼ったプラカードをスタッフが持ってたり、会場の外壁に貼られていたりします。

スタッフサイドからはこのように大雑把な位置を指定されるだけです。

1ケタ~2ケタ前半あたりは血で血を洗う最前列争いになるので、先に並んでいる人に「何番ですか~?」と確認しながら、自分の整番ドンピシャの位置に並んだほうがいいと思われます。それほどの良番でなければ、最終的には入場口付近でスタッフさんの「180番~200番の方どうぞー!」という呼び出しがあるので「だいたいこれぐらいかな」、というところにいればいいと思います。

基本的にはざっくりした場所で待っていればいいのですが、まれに地方の箱では番号の呼び出しがなく、そのまま並んだ順に入場することがあります。

ちなみに沖縄のナムラホールがそんなシステム。それでだれも文句をいわないところがザ・沖縄。

逆に東京、大阪、名古屋など都市圏のそこそこのキャパの箱ではほぼ必ず呼び出しがあると思っていいでしょう。無いと暴動になりますからね。

都会のライブハウスは危険性をわかっているので、10番台(多い時は30番台ぐらい)までは1番号ずつ個別に呼び出された後に、さらにフロアの入り口までスタッフ先導「列を崩さずゆっくり歩いてくださーい」と番号順の列を作って連れていかれたりします。(そういしないとダッシュする客がいて危険だから)

ちなみに整理番号が1000番を超えるような場合、外で30分~小一時間待機することになります。
先に入っても中で待つことになるのであまり変わらない気もしますが、それでもやっぱり暑い時期や寒い時期、雨の時など外で長時間は大変です。

チケットが来たらライブハウスのキャパを確認して、自分の番号が後ろの方に近ければ開場時間をちょっと過ぎたぐらいに会場着にしてもいいかもしれません。

逆に一桁整番の場合は、張り切って開場時間の15分前にはスタンバっておきましょう!!!

入場開始からの段取り

整理番号の呼び出しが始まったら、整番1番の人から順に入場していきます。
経験上1ケタ台は「整理番号1番の方どうぞ~」「2番の方どうぞ~」と、1番づつVIP待遇で呼ばれることが多いです。(あ~あの人が1番かあ)という羨望のまなざしを一身にうける嬉し恥ずかしの瞬間です。

その後は2ケタあたりまでは5人刻みで呼んでくれたりするのですが、後になるにしたがって雑になっていきます。
「180番~200番までの方どうぞ~」「200番~220番までの方どうぞ~」と10人、20人単位、あげくの果てには「残りの方どうぞ~」とか。悲。

ちなみに、手前の①の場所でチケットの番号を確認され、②のライブハウスの入口でチケットのもぎり(=半券を切ること)とドリンクチケットの交換をします。

スムーズな入場のコツ

・①の手前の部分は人が溜まって混雑していることが多いです。
慌てて「すみませーん!通してください(汗)」とならないように、そろそろ自分の番号…という時分になったら、前の方に移動しておくと良いです。

・「200番~220番までの方どうぞ~」と言われた場合は、その番号の間であれば誰が先に入ってもOKです。

・①→②の間は慌ただしいので、番号が呼ばれる前にチケットとドリンク代を手に持っておく方がいいです。

わたしはもぎりやすいようにチケットの半券を折れ目を付けて、ついでに上下の端をあらかじめちょっと切り離してからもぎりの人に渡しています。(←勢いあまって半券切り落とさないようにね!)

余談ですが、1桁はVIP待遇と書きましたが、たまに「1番~100番までどうぞ~!」とかいう乱暴な呼出しもあるそうです。特に地方でのライブはイベンターさんがの仕切り慣れてなかったりで混乱が生じることが多い気が。いきなり2階席の入口に案内されそうになったとか。整理番号が早いチケットを持っていても、実際に中に入るまで油断は禁物。

開場時間に間に合わない場合は…?

ちなみに1番のチケットを持っているからと言って絶対に1番に入らないといけないということはありません。自分の番号より後であればどこで入場しても大丈夫です。
もし遅れて会場に着いた場合は、いまどの番号が呼ばれているかを確認して、自分の番号が過ぎていたら列に並ばず入口に向かってOKです

逆に自分の番号より前には当然入れませんので、自分が50番、友達が80番で一緒に入場したいというのであれば80番の呼出しまで待ちましょう。

それでは楽しいライブを!